佃煮の豆知識 『のり』

  • 原料の調達

    海苔は2~3月に収穫されます。島乃香で使用している海苔は主に4種類!
    「スサビノリ(生)[生海苔]」
    「スサビノリ(乾燥)をカットして板状に乾燥させたもの[板海苔]」
    「伊勢産アオサノリの原藻[伊勢海苔]」
    「岩場から採取したスサビノリなどの原藻[岩海苔]」
    生海苔は、小豆島で採れた海苔を使っています。産地直送で届き、自社の冷凍庫で使う時まで保管します。ひと言に海苔といっても、その年の海の栄養分、温度によって海苔の旨味、色、形状(厚み)が違います。調達のときだけでなく、炊くときまでしっかり原料の状態を見ることがおいしさの秘訣です。

  • 作り方

    海苔と調味料(砂糖、醤油、水あめ)を一緒に釜でグルグル混ぜながら40分程加熱して、職人さんが糖度と味を確認して、合格できれば専用の機械でビンに詰めて出来上がり!

  • 開発秘話

    一般的に、海苔佃煮は乾燥した海苔を使うことが多いです。
    島乃香の「生のり佃煮」は一味違います。小豆島の海でとれた生のりを、新鮮な状態で冷凍したものを使用!全く乾燥させていないので、海苔本来の豊かな繊維や歯ごたえが楽しめます。のりの風味や食感をひき立てるため、下処理や味つけを工夫しました。

  • (品質衛生管理)

    海苔は海で採れます。そのため、採れた海苔には貝殻などの海苔以外のものが入っています。
    島乃香では、海苔から異物をなくすように次の作業を行っています。
    (その1)海苔の原料を選別機にかけて異物をとる。
    (その2)人の目と手で丁寧に確認。異物を選り分けます。
    海苔の佃煮になった後は、塩分や味のチェックを行います。OKになったものだけが出荷されて皆様のお手元に届きます。

  • 栄養成分情報

    海苔は食物繊維やタンパク質が多いのが特徴!食物繊維が多いと聞くと、ゴボウやさつまいもなどの野菜が思い浮かびやすいですが、実は同じ重量だと海苔の方が多く含まれています(ゴボウ(約0.6割)海苔(約3割))。水溶性食物繊維で便に水分を持たせ、不溶性食物繊維で便通促し外へと出す。海苔は、2種類の食物繊維の効果を得られるバランスの取れた食材です。

  • 商品の活用方法

    のりの風味+照り+とろみが味付けの決め手! 入れるだけで味付けはのりつくだ煮におまかせ!
    肉や魚の臭みも取れて、下味にぴったり。
    鶏肉のそぼろは簡単で絶品。
    なんとびっくり、カレーの隠し味にも使える。
    洋風にも使える目からウロコのミラクル調味料!

ここがのり佃煮のポイント

小豆島のり:地元瀬戸内海産の「スサビノリ」を冷凍保存して使用。
存分に楽しめる磯の香り。
採れたての新鮮な風味。
のり本来のしっかりとした食感。
のりのうまみをギュッと凝縮。


  • のり佃煮 生のり

  • のり佃煮 岩のり入り